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さようなら [芸能]

しゃべくり漫才の巨匠喜味こいし師匠が逝かれた。
いとし・こいしの漫才を初めて観たのは10台のはじめ、戦後間もなくの頃だ。
秋田実さんが率いるMZ研進会の一員として秋田Aスケ・Bスケらと大阪東成区の深江小学校だった。
その後、NHK大阪の第一スタジオで毎木曜日に公開生放送される「上方演芸会」の常連客として「ぽんぽん講談」や「交通巡査」などを楽しんだ。
この番組には長兄が演奏者として出ていたことや子供の頃に遊んでもらった林田十郎さんが司会者だということもあってだがいとし・こいしのしゃべくりの漫才をしっかり楽しませていただいた。
 仕事で出会うようになってからは、昔の小屋の話や奥さんとのなれそめの話などを楽しくきかせていただいた。ワッハ上方(大阪府立演芸資料館)の運営懇話会の委員をともにしてからも愉快な話を笑顔でかたられた。テレビのテロップや本の装丁もさせていただいた。
漫才の基本「しゃべくり」を残し、兄いとしさんの後を追われた。
 あの笑顔にもう会えないのは寂しい。合掌。
いとこい.jpgいとこい本表紙.jpg
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