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蟻君忌 [文学]

故藤本義一さんのお別れ会「ありがとう義一さん」が1月23日大阪・リーガロイヤルホテルでありました。
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呼びかけ人は、六代桂文枝、コシノヒロコ、難波利三、大森一樹の皆さんと私で、ごく内輪のひと310人が参集してくださいました。主な方々は、眉村卓、大村崑夫妻、コシノジュンコ、西川きよし、新野新、もず唱平、安藤孝子、小曽根実、旭堂南陵、松尾貴史、ら各氏のほか放送界、経済界など故人の交際の広さが判りました。献花はトルコキキョウで、印象派画家モネの睡蓮にちなんだパステルカラーが画壇上に並びました。
 藤本統紀子さんの希望で「湿っぽくしないで」のとおり、献杯発声者文枝師匠が明るくしてくれる挨拶から始まりました。
 私は大阪文化に大きく寄与した藤本さんの功績を末永く残したいと思い、織田作之助の「善哉忌」、司馬遼太郎の「菜の花忌」、開高健の「悠悠忌」のひそみに倣いその命の記念日を提唱しました。
 ご家族が「蟻君忌(ありんこき)」と名付けられ、11月の命日には有志が集まるでしょう。
 蟻は義一の義、君を「こ」と読ますの故人がは愛した西鶴作品のなかにあるものだそうです。
 私は「背の君、夫君、父君」と見てご家族の尊敬をあらわすものとも解釈しました。
 蟻君忌が大阪に定着することを祈っています。
 会は統紀子夫人が「闘牛士」を歌い次女芽子さんがお父さんの愛唱歌「サマータイム」を義一さん作詞のママ熱唱しました。
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